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2018.02.19
「キクタニギクの花咲く菊渓の森づくり」にKESエコロジカルネットワークも協力します
京都市及び京都伝統文化の森推進協議会(事務局:京都市産業観光局農林振興室林業振興課)では「キクタニギクの花咲く菊渓の森づくり」を進めており、3月17日(土)に一般参加者を募ってキクタニギクの植栽イベントを行います。
【広報資料】出会いでつなぐ,京都三山の森&景観づくりの開催について(京都市)
※キクタニギクは,乾いた崖や山麓の土手などに生える多年草で,日当たりを好みます。以前は,人々が柴を刈り,明るい森が維持されてきた東山・菊渓(菊谷)も,長年放置された結果,光が届きにくいシイ林へと変わりました。キクタニギクは,京都府レッドデータブック2015で,絶滅危惧種に区分され,「和名のもとになった京都市東山区菊谷では絶滅」と記されています。
KESエコロジカルネットワークではこの絶滅危惧種のキクタニギクを生息域外保全活動として希望される組織で育成いただいていますが、菊渓再生に向けた植栽イベントに協力して育成した苗を提供することになりました。
すでにキクタニギク栽培事業所様へは連絡を差し上げていますが、提供を希望される事業所は3月10日までに京都市都市緑化協会事務所へキクタニギクの鉢を届けていただき希望される場合は3月17日の植栽にも参加いただくことになっています。
また、鉢を提供いただいた事業所へは6月に開催予定の育成講習会で同数の苗セットを無償でお返しします。
提供いただいた事業所名は京都伝統文化の森推進協議会のホームページやこのKESのホームページでもご紹介させていただきます。
このイベントは来年も継続実施される見込みですので、来年に備えて2018年度のKESエコロジカルネットワークでキクタニギクの栽培に取組まれてはいかがですか。
なお、2018年度のKESエコロジカルネットワークの内容の公開と申込開始は3月初めの予定です。